IHIが韓国でリクルート、700人が応募登録、
日本企業として初、主要4大学で
重工業メーカー大手のIHI(旧石川島播磨重工業)は2日から5日まで、ソウルの主要大学で開催中の就職説明会に日本企業として初めて参加し、話題を呼んでいる。
同社は、グローバル人材の確保に向け、教育水準が高く、地理的にも近い韓国に着目。求人難の日本と就職難の韓国の間で相互の利害も一致した。説明会参加の打診に回答があった延世大学、高麗大学、建国大学、成均館大学の4大学で、韓国企業に交ざってブースを設置し、講堂などを利用したプレゼンテーションも行っている。
韓国人採用枠は、来年新卒採用の240人のうち技術系・事務系合わせて約10人。日本語が話せなくても、内定後に会社が6カ月間の語学研修を実施する。待遇は日本人と同一で、入社後は勤務先に近い会社の寮に入る。
2日から4日までの3日間でブースなどへの来場者は1300人以上、実際に応募登録した学生は700人近くに達した。同社の満永敬哉・人事部採用グループ部長は、「韓国は優秀な人材が多い。今回の説明会で採用が順調にいけば、来年以降も続けたい」と述べた。
9/4 世界日報