ウラニウム鉱、国内で初めて採掘へ

原油高が持続する中、原子力発電の原料となるウラニウムを国内で開発する計画が推進されている。これまで品位が国際基準を下回っていたが、価格が急騰していることで、開発に見合う経済性が期待できるとの判断からだ。

大韓工業振興公社は、忠清北道の槐山、報恩、忠清南道の錦山一帯の120キロメートルにわたり昨年から探査を行った結果、開発可能な鉱区6カ所を選び出した。同地域には1トン当たりの品位0.035%基準で1億1,500万トン近くのウラニウム原鉱が埋蔵されていると推定。このほか加平~楊平地域(京畿道)、五台山地域(江原道)、丹陽一帯(忠清北道)、公州(忠清南道)にもウラニウムが分布しているという。

ウラニウムは国内電力生産量の40%を占める戦略鉱種で、2016年から需給がひっ迫して値上がりが予想されており、国内での資源開発の行方に注目が集まる。

7/16 NNA

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