今後は軽自動車にも液化石油ガス(LPG)を使用することができるようになり、韓国の自動車市場に占める軽自動車の割合はさらに増えるものとみられる。
韓国の知識経済部は16日、「軽自動車とハイブリッドカーの燃料としてLPGの使用を許可することを骨子とした、液化石油ガス安全管理および事業法の施行規則改正令をまとめ、17日から施行する」と明らかにした。
現在、軽自動車を生産している起亜自動車とゼネラルモーターズ(GM)大宇は、来年上半期までにLPG仕様の軽自動車の開発を終え、来年下半期にも販売に乗り出す予定だ。現代自は来年の夏ごろ国内初の量産型ハイブリッドカーである「アバンテ LPGハイブリッド」を発売する。
ただし、軽自動車にLPG燃料を積めるのは、安全のためLPG専用に開発された車種に限って許可される。従ってガソリン仕様の軽自動車をLPG車に改造するのは不法となる。LPG仕様のハイブリッドカーの生産は、ハイブリッドカーの普及拡大に向け、2015年まで制限的に許可される。2016年以降は主にガソリンを使用することになる。
韓国政府は、軽自動車の販売台数のうち、LPG仕様の軽自動車の占める割合が3分の1程度になるものとみている。また、LPG仕様の軽自動車とLPG仕様のハイブリッドカーの許可で、2015年までに計506万バレル(約3094億ウォン=約318億円)相当のガソリンを節約することができると予想している。