第42回「日韓経済人会議」開催


日韓両国を代表する企業家のトップが一同に会する「日韓経済人会議」が去る4 月15 日、16 日の両日、ホテルグランヴィア岡山で開催され、日韓両国から約300 名が参加した。この「日韓経済人会議」は1969 年にソウルで第1 回会議を開催して以降、年に一度、韓国と日本で相互に開催しており、今年が42 回目で( 社)日韓経済協会(飯島英胤会長、㈱東レ特別顧問)と( 社) 韓日経済協会(趙錫來会長、全国経済人連合会会長)が主催し開催している。この会議には主催団体会長以外に、韓国サイドから李洪九元国務総理(ソウル国際フォーラム理事長)、金永俊駐神戸韓国総領事、具本俊㈱LG商事副会長(韓日経済協会副会長)、金銃㈱三養社会長(同副会長)、羅應燦新韓金融持株会長(同副会長)、劉然哲外交通商部緑色環境協力官等が参加、日本サイドからは、石井正弘岡山県知事、高谷茂男岡山市長、小宮山宏前東京大学総長(三菱総研理事長)、深川由起子早稲田大学教授、河合正弘アジア開発銀行研究所長などが参加した。本会議所も韓日経済協会から正式招待を受け崔鐘太会長、宋玉植副会長(兵庫韓商会長)、朴忠弘副会長、朴茂安副会長、李英俊理事等が参加、さらに地元岡山からも金英雄民団岡山団長、金昌男アジア国際センター代表理事、金圭出岡山韓商会長(本会副会長)、李根善岡山商銀理事長など多数が参加した。15 日の開幕式では、両団体会長の挨拶に続き基調講演があり小宮山宏三菱総研理事長から「地球温暖化防止に向けた日本の課題と取り組み」、一方、李洪九元国務総理からは「韓日協力の新時代を求めて」と題して行なわれた。その後「新産業貿易会議活動報告及び人材交流活性化への提言案」が提案・採択された。翌16 日には、「東アジア経済連携(共同体)と日韓関係」、「今後の環境経営とグリーンビジネスの展開と展望」をテーマに各報告と全体会議が開かれたほか、高度人材交流の活発化、部品・素材産業の協力強化、貿易・投資の活性化、韓日FTA(自由貿易協定)・EPA(経済連携協定)の早期実現、低炭素社会の実現に向けた協力などを盛り込んだ共同声明等が採択された。また両日開催された午餐・晩餐会では参加者各々が意見交換とともに親睦・交流を深めた。

写真:韓日両国の経済人等300名が集まった第42回日韓経済人会議

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