11月14日、広島韓商(朴喆鍾会長)は広島市留学生会館にて講師に医療法人社団八千代会 八千代病院の理事長で、広島韓商直前会長(本会顧問)の姜仁秀氏を招いて第1回「サンゴフェ経営塾」を開催した。
講演テーマは「 医療介護を通して、在日として生きる!」。
開会にあたり、朴喆鍾会長は「姜仁秀先生は、老人医療施設という在日韓国人としては、不可能とも言える業種において、素晴らしい実績を作られ今なお成長を続けておられる。先生の企業・経営哲学あるいは企業家精神の一端を学び、今後の経営に生かしたい」と挨拶を述べた。
講演で姜講師は、「知識と知恵の違いや経営者が持つべき精神的支柱(バックボーン)の大切さ」「経営者の資質としてまず第一に“夢(ロマン)”“知恵”“勇気”、そして誰よりも前に立って働く姿勢を見せる事が大切」と述べ、最後にご自身の生い立ちを語りながら「在日であるハンデをエネルギーに変えて生きてきた事、そして、本名で生きる意義と価値が経営哲学に通じている」と参加者に熱く述べた。
本講演会には、広島韓商関係者をはじめ、民団・婦人会のほか、日本人や韓国から留学生など約60名が参加した。講演後は参加者で懇親会が開かれた。
写真:熱心に聴講する参加者。左上は講演する姜仁秀講師