永住外国人に対する地方参政権付与をめぐり、参議院の第1党である民主党が議員連盟を発足、与党の公明党もそれに同調するなど、在日同胞の念願であった地方参政権獲得への雰囲気が盛り上がるなか民団は14日、東京・南麻布の韓国中央会館で全国の団長・中央傘下団体長および事務局長ら150人を集めて「緊急全国地方団長・中央傘下団体長会議」を開催、会議後には全員で衆参両議院会館に赴き、すべての衆議院議員と参議院議員に対して陳情活動を行った。
会議の冒頭、鄭進民団中央団長は「民主党内に永住外国人に対する地方参政権付与を求める議員連盟が発足したことにより、今年こそ地方参政権を獲得する絶好の好機であり、正念場である」と強調、今回の陳情活動を契機に地元に戻ってからも積極的な活動を展開するよう呼びかけた。
会議後、全参加者はバスで衆参両議院会館に向かい、それぞれ出身地方別の衆参両議員に陳情活動を行った。崔鐘太韓商連会長も白永煕民団兵庫県本部団長とともに、兵庫県選出の23議員すべての議員事務所を訪問し陳情活動を行った。
陳情活動後には、都市センターホテル(東京・平河町)に全員が集まり、「活動報告会」を開いた。報告会では、北海道、埼玉、東京、大阪、四国、愛知、鳥取、福島、山梨、京都、福岡の各団長が代表して陳情活動の結果を報告しれた。