韓日の拉致被害者救援団体に支援金伝達


崔鐘太会長は5月28日、都内のグランドアーク半蔵門で、同日来日した「韓国拉致被害者家族協議会」の崔祐英代表、「朝鮮戦争拉致被害者家族協議会」の李美一代表、及び日本の「北朝鮮に拉致された人々を救出するための全国協議会」の横田滋代表夫妻に、激励・支援活動の一環としてそれぞれ100万円の支援金を伝達した。

疲労のため支援金伝達の場に来られなかった拉致被害者・横田めぐみさんの夫とされる韓国の拉致被害者・金英男さんの母親・崔桂月さんには、直接ホテルの部屋を訪ねて慰労、見舞金として50万を伝達するとともに、同席していた「韓国拉北者家族会」の崔成龍代表に100万円の支援金を手渡した。

支援金伝達に先立って、崔鐘太会長はじめ姜仁秀副会長、金光一理事は同ホテル内で記者会見を行い、今回の各団体への支援金伝達に関する趣旨などについて説明した。

崔会長は各新聞記者に対し、本会議所が3年前から脱北者及び拉致被害者への支援を行ってきたことを明らかにするとともに、「私たちは経済団体であり、今後はより積極的かつより多くの支援金を出して行きたい」と強調した。

崔会長はまた、「私たちはこれまで日本での共生を第一主義に考えやって来た。拉致問題に対しては、今後とも国境を越え在日として日本人と心を同じくして、様々な角度から支援活動を行って行きたい」と表明した。

記者会見後、崔会長、姜副会長、金理事は同ホテルの控え室に横田滋さん夫妻を訪ね、懇談した。

席上、横田滋さんが、「拉致問題の解決のため、韓国政府にも積極的に対処するよう言って欲しい」と要望したのに対し、崔会長は「韓国の統一院長官の発言は大変遺憾だ」と述べ、「共生社会実現の観点から拉致問題解決のために積極的に支援して行きたいので、要望があれば事務局の方へ何でも言ってきて欲しい、全面的に協力したい」と明らかにした。また姜副会長は「人権、自由は人類普遍の基本であり、問題解決のために積極的に協力いて行きたい」表明した。

なお、韓商連では韓日の拉致被害者家族支援のための募金を全国で展開している。

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