第40回「商工の日」記念式開催


韓国主要経済団体である大韓商工会議所、全国経済人連合会等が主催する第40回「商工の日」記念式典が3月20日、ソウル市内で開催された。
式典には朴槿恵大統領をはじめ、公式招待を受けた当会議所からもメンバー約60名が出席、韓国内外経済人約1,100名が参加した。

はじめに、孫京植大韓商工会議所会長が記念辞を通じて「商工の日が初めて制定された1973年75億ドルに過ぎなかった貿易規模が今は1兆ドルにまで拡大され、400ドルだった一人当たりの国民所得も2万ドルを超えた」とし、「資本もなく資源も貧弱だった我々が漢江の奇跡を成し遂げたのは生産現場と輸出一線で昼夜なく汗を流している商工人と勤労者の苦労が大きい」と参加者を労い、在日商工人を代表して参加している当会議所メンバーを紹介し、朴槿恵大統領をはじめ来場者から賛辞の拍手を受けた。

続いて、朴槿恵大統領は祝辞で「全国の経営者に出会いながら一番多く聞いたことは様々な規制、障壁をなくしてほしい」と述べ、「個人でも企業でも創意的で革新的なアイディアさえあれば新商品・新サービスの開発に繋がるように規制を大幅に減らしていきたい」と提言。また、「政府部署間の仕切りをなくして企業の要求に応えられるようにワンストップ行政を具現し、やる気と潜在力、そして産業現場に合う人材を育成し職務能力本位の採用システムへの転換を推進する」ことを明らかにした。さらに「多くの企業が世界市場へ進出、開拓ができるように新しく産業通商資源部を新設した。今後、産業と通商の大きなシナジー効果を出しグローバル競争力の強化へとつながるようにしたい」と強調された。
最後に「原則がしっかりした市場秩序を確立して、大企業、中小企業が共に分け合い個人・零細企業の商圏が共に生きる新しい生活生態系を構築する。創造経済と経済民主化が好循環を成し、国富創出が国民の幸福へと繋がる希望の新時代を切り開いていく」述べられた。

(写真 参加者に祝辞を述べる朴槿恵大韓民国第18代大統領)

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