本会議所では「第50 期定期総会」を4 月24日、リーガロイヤルホテル大阪にて、理事、代議員144 名中委任状含めて111 名(本人出席80 名、委任状31 名)が出席して開催した。
定期総会の来賓には、南宮煥駐大阪韓国総領事、本会議所の諮問委員でもある任晟準前韓国国際交流財団理事長(元カナダ大使、エジプト大使、現韓国外国語大学大学院碩座教授)、また本会議所と姉妹関係にあり米国内63 の地域組織を持つ米州韓人商工人総連合会(米州総連)から第19代会長を務めた任啓淳顧問と中国内46 の地域組織を持つ中国韓国商会(中国商会)から朴根太前会長も参席した。
総会では高英寛副会長(大阪会長)の開会辞に続き、朴忠弘会長が主催挨拶を行い「本日の第50 期定期総会は、本会議所が一般社団法人在日韓国商工会議所としての新たな一歩を踏み出す歴史的な日になります。一世商工人・諸先輩方が築かれた50 年-半世紀という歴史と伝統・功績を継承し、法人組織の発足と法令遵守、民主的運営等を通じて、本会の対外的・社会的信用度の向上と幅広い在日商工人の参与と結集、さらに会員企業の事業経営の発展を全力で推進し、在日社会と韓日両国の経済発展に貢献するとともに未来への架け橋となる韓商組織を構築しましょう」と力強く述べた。
続いて来賓祝辞を任啓淳米州総連顧問、朴根太中国商会前会長から頂戴した。
議案審議では、第1 号議案「2011 年度事業報告承認の件」、第2 号議案「2011 年度決算報告承認の件」、第3 号議案「定款・規約改廃の件」、第4 号議案「理事、代議員数見直し並びに理事選任の件」、第5 号議案「2012 年度事業計画案承認の件」、第6 号議案「2012 年度予算案承認の件」を採択した。
第1 号(事業報告)・第2 号議案(収支決算)では、総括報告、各種行事報告、地方韓商・青商連報告、「一般社団法人」格取得報告、ビジネスネットワーク事業報告、「東日本大震災対策委員会」報告、収支決算並びに余剰金及び資産(備品)処分案報告等に関して審議した結果、満場一致で承認した。また特別報告として、弁護士法人りべるて・えがりて法律事務所の寺井一弘所長・弁護士から「在日韓商の法的地位と民団との関係」を行った。第5 号(事業計画)・第6 号(予算案)議案に関しても審議の結果、満場一致で承認した。また第3 号議案(定款・規約改廃の件)に関しては、一般社団法人法に則した定款の改正と地方韓商・地協事項等を定めた運用規定、さらに定款改正に伴う選挙規約の廃止等に関して審議した結果、満場一致で承認した。続いて第4 号議案(理事・代議員見直し、理事選任)に関しても、一般社団法人組織への移行により、これ迄の理事、代議員数の見直しに関して承認するとともに、直選役員、地方韓商、青商連、KJCなどから新しく65 名の理事を選出(うち49 名は即時就任)した。この議案承認を受け本会議所では、「在日韓国商工会議所」から「一般社団法人在日韓国商工会議所」として組織移行することを満場一致で決議するとともに、選出理事による理事会を開催し、役員選出、運用規定等に関して審議・承認した。最後に朴義淳副会長(京都会長)の閉会辞により定期総会を終えた。