昨年12月22日、第1回「在日韓国人経済大会」(主催:駐日韓国大使館)が帝国ホテル東京で開催された。
この経済人大会は、昨年10月に駐日韓国大使館が主催し、本会議所、駐日韓国人連合会(韓企連)、世界海外韓人貿易協会東京(OKTA東京)、在日本韓国人連合会(韓人会)等が参加して開催された「在日韓人経済人ネットワーキング強化のための懇談会」で、今後「在日韓国人経済人大会」の開催決議を受け行なわれたもの。
経済人大会には、在日(駐日)韓国系経済団体からとして、本会議所、韓企連、OKTA東京、韓人会、在日韓国人貴金属協会、在日韓国農食品連合会が参加、韓国民団中央本部も特別参加団体として参加した。また韓国政府機関からも大韓貿易投資振興公社(KOTRA)、韓国農水産物流通公社(ATセンター)、韓国貿易保険公社(K-SURE)等が参加するなど総勢250名が参加した。
本会議所からは崔鐘太名誉会長、朴忠弘会長、高英寛大阪会長、金光一東京会長、朴義淳京都会長、李益雨岡山会長など約50名が参加した。
第1部のセミナーでは、第1主題「日本企業の社会的責任(CSR)活動について」(発題者:関正雄㈱損害保険ジャパン理事)、第2主題「2012麗水世界博覧会広報」(発題者:姜京希研究員)、第3主題「韓日経済関係と経済産業政策」(発題者:小宮義則経済産業省大臣官房審議官)から発表が行なわれた。
第2部のレセプションでは、鄭載男駐日公使参事官の開会辞に続き、徐炯源駐日経済公使が経済人大会開催に至までの経過報告、続いて申珏秀駐日大使が主催挨拶を行ない「経済人大会を通じて同胞経済人同士のネットワークを広げ、韓日経済の強化にも繋げてもらいたい」と述べた。また枝野幸男日本国経済産業大臣も「韓日両国の経済発展に寄与するよう期待する」と祝辞を述べた。続いて参加経済団体の代表が登壇し、朴忠弘会長が代表して乾杯を行なった。
歓談では仁川経済自由区域投資誘致説明や韓国貿易1兆ドル達成記念広報等が行なわれるとともに、今後の経済人大会の発展と在日(駐日)韓国系経済人団体の連携・ネットワーク強化等に関して活発な意見交換や交流を深めた。次回の第2回経済人大会は本会議所が主管し開催する予定。
写真:左から李光縞在日貴金属協会会長、張永軾OKTA東京前会長、李揆弘韓企連会長、朴忠弘会長、朴栽世韓人会会長、金根熙在日農食品連合会会長